先月、11月19日、
炎の博記念堂(有田町)にて
『有田ロータリークラブ創立50周年記念式典』が開催されました。
私は、当日午前から式典にかけて、
クラブメンバーが会場準備や式典を切り盛りする様子の写真撮影を手伝いました。
以前、岩尾社長が社内報にロータリークラブについて「社長の言葉」として載せられました。
式典準備に奔走されている皆さんを見て、その内容を思い出しました。
また、記念式典に出席し、
日本のロータリーの生みの親の一人で
日本人最初のロータリアンが
有田町出身の福島喜三次さんであることを思い出しました。
福島さんの座右の銘は「利他即自利」です。
社長が社内報に載せられた「社長の言葉」をご紹介します。
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あい通信 平成20年12月号
『歴史に学ぶ① ロータリークラブの起源』
今の日本の状況は百年に一度の経済危機といわれています。経済状況に限らずあらゆることが
大きな転換期にあるのでしょう。この難局を乗り切るための一助として、ある原理原則を有効に
作用させてきたロータリークラブの百年の歴史を、改めてひもといてみました。
ロータリークラブは、1905年にシカゴで起きた大火後、弁護士ハリスが異なる業種の友人二人と
創設したのが起源と言われています。今で言う異業種交流です。しかし発足当時、ロータリーの
活動は利己的運動と批判されていました。
二十世紀初頭は、欧米先進国が世界中でしのぎを削っていた時代です。アメリカは経済力、
産業力、軍事力の強化を押し進め、1918年の第一次世界大戦終結後には好景気に湧きますが、
1929年10月のニューヨークでの株価大暴落で始まる世界大恐慌に見舞われます。
このような時代にハリスは、会員が利己的になることなく仲間の市民を助けることの尊さを説き
「人は、他者への奉仕を通して完全な満足を見出す」という精神を打ち立てました。これが、
百年間脈々と受け継がれてきた「超我の奉仕(最も良く奉仕する者、最も多く報いられる)」の精神です。
資本主義勃興期のプロテスタントの倫理が成長結実したものであり、当社で日頃言うところの
『おかげさまの心』に通ずるものと考えます。
不景気打破のためには、友情を持って異業種交流をし、利益を共有して地域奉仕で還元する
『超我の奉仕』『おかげさまの心』で行動することこそ大切ではないでしょうか。
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(K)